虫歯治療
<歯髄(神経)の保存について>
若年者の永久歯については、その後の使用期間の長さを考えると大きなむし歯でも神経をとることは好ましくありません。
当院では3mix法を用い、神経の保存に力を注いでいます
<笑気吸入鎮静法について>
当院では希望者に笑気吸入鎮静法を実施しています。
歯科治療に対して恐怖心が強い方に対するリラックス作用があり、嘔吐反射が強く、治療中吐き気をもよおしやすい方に最適です。吐き気がして歯の型をとるのが苦手な方もこれでとれるようになる場合が多いです。
<CAD/CAM冠導入しました>
今まで自費のみであったCAD/CAMの技術が小臼歯に限り保険適用されました。
歯周病
<基本的な歯周治療に関して>
むし歯の罹患者が年々減っているのは実感していますが、歯周病についてはほとんど罹患率が変化していないように感じます。ハンバーガー、ポテトチップスといった現代の食生活が繊維の多い日本食中心のころから比べると、若年者の歯周病罹患率を増大させているのは実感します。子供の歯肉炎の増加が見られます。また、30代の方の糖尿病罹患者の増加とその年代の歯周病罹患者の増加の相関関係を感じています。歯周基本治療では歯石の除去とブラッシング指導を行います。必要に応じてレーザー治療、フラップオペなどを行います。
<歯周外科に関して>
骨欠損を伴う重度の歯周病には歯周外科が適応になります。
歯周ポケット掻爬術は、ルーティーンに行っています。
また従来のフラップオペ以外に、エムドゲインを用いた再生療法に取り組んでいます
<レーザー治療に関して>
当院では半導体レーザーを使った歯周外科治療も行っています。
歯周ポケット内殺菌、歯根のう胞除去などに利用し、良好な結果を得ています。
ワーファリンなど抗血栓薬を服用されている方でも問題ありません。 レーザー自体に止血効果がありますので、抗血栓薬を服用されている方にとって最適な歯周治療となると思います。高齢者の方も安全に歯周治療ができると思います。
義歯、かみ合わせの安定
<義歯について>
全体的に均一な力が歯にかかるように調整します。
バランスをとりもどすことで噛めるようになる場合があります。
部分入れ歯でご自身の歯にひっかける金具(クラスプ)もあまり目立たないものもあります。
総入れ歯の方は入れ歯が大きくなってしまうのは、どうしても避けられませんが、骨がまだ残っている場合、インプラントが可能なら、部分入れ歯にもどし、入れ歯部分の面積を小さくすることも可能な場合があります。
バネがない義歯(ノンクラスプデンチャー)
↓コンフォート (柔らかいシリコンで裏打ちした義歯)