当院は診療台の周りに余裕のスペースをとり、お子様とお母様の絆の維持に配慮しています。
*第一段階
抱っこで治療 (1歳から怖がらなくなるまで)フッ素塗布がメインですが、はっきりしたむし歯がある場合、お母さんが抱っこしたまま治療します。
むし歯があってもまだ痛みがない場合は、治療の練習を先に行います。
むし歯菌の早期感染により、2歳で急速に虫歯が進行するお子さん、つまり、1歳6ヶ月検診でむし歯を指摘されたお子さんは、治療の練習も早期に行えば、神経に達するほどのむし歯になることもなく、ズキズキするむし歯の強い痛みを経験することなく成長する方もいます。治療中、お母さんがお子さんの頭が動かないように抑えることができる場合、そのお子さんはすぐ第一段階を卒業できる傾向があります。手鏡をお子さんに見せ、自分の歯を興味を持って見る場合、やはり、すぐ第一段階を卒業できる傾向があります。麻酔以外の治療器具に恐怖心を持たなくなったら第二段階へ進みます。この段階では麻酔は極力行いません。
*第二段階
手を握って治療 抱っこで一通り治療ができるようになったらお母さんは診療台の前にすわっていただき、必要に応じてお子さんを励ましていただきます。お子さんの椅子は倒さずに治療し、お母さんとのアイコンタクト、手を握ることも可能なように配慮してあります。このために診療台の周辺を工夫してあります。
この段階で治療中に極端な痛みを感じることがなければ、すぐ次の段階に進めます。
*第三段階
お母さんはお子さんの診療台の前にすわってくつろぎます。いるだけで安心というお子さんも多いです。お母さんはお子さんの治療が終わるまで、雑誌でもお読みください。
お子さんはこの段階で診療台の椅子を徐々に倒し、大人と同じように治療できるようにします。
麻酔だけは慣れるものではありませんので、極力行いませんが、どうしても必要な場合、保護者の方だけに説明しますのでお子さんに恐怖心を与えるようなことはしないでください。注射の痛みがないよう最大の配慮を行いますので、注射をするということをお子さんが知らなければ、気がつかずにすむこともあります。
事前に注射することを知っている場合は、泣く場合が多いです。
*第四段階
お母さんも同時に治療を希望される場合、隣の診療台に座っていただきます。台を倒すとお子さんとアイコンタクトがとれるよう、診療台の間のパーティションの長さを配慮してあります。今日はどっちが早く終わるかな?などという会話が交わされます。
*第五段階
お母さんが治療受ける必要がない場合、通常と同じく、待合室で、お子さんの治療が終わるまで、お待ちいただきます。
お子さんの治療内容が、小さいむし歯に薬をつめるだけなどの場合、受付での説明になる場合がありますが、歯根の治療など、痛みがでる可能性がある場合、レントゲンについての説明がある時はお母さんを診療室にお呼びします。
<かなり広いキッズルームがあります。ベビーカーのまま入れます。診療室も余裕があります。>